【海外支援事業】フィリピンの子供達の支援に関する報告

今回の渡航は、台風の直撃こそ免れたものの、度々強い雨になり、予定変更の連続ではありましたが、前回とはまた違った意味で、非常に貴重な経験をさせていただきました。

学校の炊き出しでは、炎天下の中、悪路での食材の運搬を担当した男性陣は、この地点で既に汗だく、真っ赤。
空調設備の無い調理場での釜土での大量調理は、前回持って行った調理器具が、既に非常に使いづらくなっていたり、釜土の故障で、煙が高温の室内に充満してしまい、涙と汗を大量に流しながらの調理となりましたが、皆、時間に間に合うよう必死でした。

しかし、子ども達がオイシイを連発しながら、争っておかわりをする姿を見た時は、ホッとしました。

そして、次の日は学校の卒業式で、ご招待を受けました。
しかし、この時も露骨な貧富の差を感じました。
現地の学校では、親に支払い能力がなければ、幼稚園から落第があるとの事。
実際、9歳でまだ幼稚園生の女の子がいる事に戸惑いを隠せませんでしたが、極めつけは、式の最後に子供の能力や成績別に表彰があり、メダルが渡されるのですが、親が権力者の子供はやたらメダルの数が多かったのです。


ただ、男尊女卑はそこまではなく、むしろ日本の方が根強いと個人的には思います。
公用語の1つが英語なので、基本レディファーストと感じました。何処へ行っても必ず、最後にYes,Mamと男性は礼儀正しい。都会のマニラでもしかり。単に私が日本人だから$に見えてるだけかもしれませんが。
かのアメリカにも、いまだ存在しない女性大統領も存在しましたし、地域の村長さんも、校長先生も女性。PTA会長さんは男性。
こういった所は先進的なのか独自の伝統なのか?
聞いてくるべきでした。

そんな中、子供達の誇らしげな姿や、理事長の感慨深いご様子と副理事の嬉しそうお顔がとても印象に残っています。

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